マンション足場の組み方徹底ガイド!高層現場のルールと手順

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皆さんこんにちは。広島県広島市を拠点に、足場工事や鉄骨鳶工事、太陽光パネル設置工事などを手掛ける株式会社YAMANOです。


「戸建ての足場は慣れてきたけれど、マンションのような大規模な現場はどうやって組むんだろう?」そう思うことはありませんか?マンションなどの高層現場特有のルールや、複雑な形状への対応方法に疑問や不安を抱えている人もいるでしょう。


実は、マンション足場には「高さ」や「防犯」など、戸建てとは全く異なる専門的な知識と段取りが求められます。


そこで今回は、マンション足場の種類や高さの制限、具体的な組み方の手順、さらには高層現場ならではの防犯対策についてご紹介していきます。建設業界でさらなるスキルアップを目指したい経験者の方はもちろん、将来的に大きな現場を任されたい方はぜひ参考にしてみてください。



■マンション足場の種類と高さ



マンションの工事では、建物の高さや形状、敷地の広さに合わせて最適な足場の種類を選定します。大規模修繕工事などの大きな現場では、戸建て住宅とは比較にならないほどの材料を使用し、高度な安全管理が求められます。特に高層階での作業は強風の影響を受けやすいため、安定性を最優先した設計と施工計画が不可欠です。


・45mを超える高所の組み方


一般的に、枠組足場という頑丈な部材を積み上げる方法は、高さ45メートル(約15階建て相当)までが目安とされています。これを超える超高層マンションでは、地面から積み上げるだけでは足場自身の重さや風の圧力に耐えられなくなるため、特別な補強や設計が必要です。


例えば、建物の骨組みに直接固定する壁つなぎ(建物と足場を繋ぐ金具)の間隔を通常より狭くしたり、重さを分散させる工夫を行い、崩落や事故を徹底的に防止します。


・タワーマンション特有の工法


超高層のタワーマンションでは、建物全体を足場で覆わないゴンドラ工法や、昇降式足場がよく使われます。これらは作業床(作業員が乗るスペース)が上下に移動する仕組みで、地上から最上階までパイプを組む必要がありません。


マンション住民のプライバシー確保や、景色への影響を最小限に抑えられるメリットがあります。大きなエレベーターを建物の外側に設置して動かすようなイメージで、効率的かつ安全に外壁塗装や補修作業を進めることが可能です。


・枠組足場とビケ足場の使い分け


マンション現場では、強度の高い枠組足場が主流ですが、低層部分や形状が複雑な場所では、ハンマーで叩いて固定するくさび式足場(ビケ足場)を併用することもあります。


広いスペースがある外周は安定した枠組で固め、入り組んだバルコニー周りは柔軟に形を変えられる部材で対応するといった、現場の状況に合わせた判断が重要です。


それぞれの特徴を理解して使い分けることで、作業員の移動をスムーズにし、施工の品質向上に繋げています。



■大規模修繕の足場を組む順番



大規模修繕の現場は、数百世帯が生活する場です。そのため、事前の計画通りに正確かつスピーディーに作業を進めることが求められます。住民の生活環境への配慮を欠かさず、限られたスペースと時間の中で、どのように巨大な足場が形作られていくのか。プロの現場における、一寸の狂いも許されない組み方の手順を解説します。


・資材搬入から土台設置の流れ


最初の難関は、膨大な量の材料をいかにスムーズに敷地内へ運び込むかです。マンションの駐車場や周辺道路を一時的に使用するため、ガードマンを配置して周囲の安全を徹底的に確保します。


搬入完了後、まずは地面の状況を確認し、敷板(しきいた:足場の重みを分散させる木の板)を正確なピッチで配置。足場全体の安定性を決めるジャッキベースの設置位置はミリ単位で調整します。


・壁つなぎで強度を高める秘訣


マンションのような高層の建物では、風の圧力が非常に強くなります。足場が風で倒れたり、建物から離れたりする事故を防止するために欠かせないのが壁つなぎ(アンカー固定)です。


これは建物に専用の工具で穴を開け、ボルトで足場を直接固定する作業です。単に固定するだけでなく、タイルを傷つけないための配慮など、高度な技術と経験が問われます。強風の日でも揺れない足場は、この正確な施工によって実現されます。


・効率を最大化する揚重の段取り


上層階へ進むにつれ、資材を運ぶ揚重(ようじゅう:重い荷物を上へ持ち上げること)の段取りが全体の効率を左右します。大規模現場では、ロングスパンエレベーターや荷揚げ機をどこに設置し、どのルートで運搬するかが勝負です。


職人が「手待ち時間(作業が止まる時間)」を発生させないよう、地上と上階で密に連携を取り、部材を先回りして準備します。無駄のない動きを追求することで、期間の短縮と作業員の負担軽減を同時に叶えます。



■現場で徹底すべき防犯と安全



マンションの工事では、職人の安全だけでなく、そこで暮らす住民の安心を守ることも大切な役割です。足場が設置されると、普段は登れない場所へ外部から侵入されるリスクが生じるため、徹底した防犯管理が求められます。技術的な施工だけでなく、周辺環境への細かい配慮が、スムーズな工事完了へと繋がります。


・空き巣を防ぐ防犯対策の工夫


足場が泥棒の「階段」にならないよう、作業が終わる夜間や休日の対策は徹底しています。例えば、地上から手が届く範囲の足場外周には、登り口を塞ぐための頑丈な金網や防犯パネルを隙間なく設置します。


また、昇降口(階段の入り口)には施錠できる扉を設け、関係者以外は一切立ち入れない環境を作るのが現場のルールです。こうした配慮が、住民の方々の安心感と信頼に直結します。


・不法侵入を許さないセンサー設置


最近の大規模修繕現場では、最新のセキュリティ設備も導入されています。赤外線センサーや防犯カメラを足場の各所に設置し、夜間に不審な動きがあれば即座にアラームが鳴るような仕組みを構築します。


これは単なる防犯だけでなく、近隣トラブルを未然に防ぐためにも非常に効果的です。技術力だけでなく、こうした守るための設備を正しく管理・運用する能力も、プロの現場では高く評価されます。


・墜落を防ぐ足場組立ルール


マンションのような高層現場では、一つのミスが重大な事故に直結します。そのため、作業員にはフルハーネス(全身を固定する安全帯)の着用と、常にどちらかのフックを骨組みに掛けておく二丁掛けが厳しく義務付けられています。


さらに、工具の落下を防止するためにすべての機材に紐を付けるなど、徹底したルールが存在します。これらを当たり前に守ることが、周囲の安全と自分自身の命を守る、プロの職人としての最低条件です。



■マンション現場で稼ぐ技術



マンションやビルの足場工事を経験することは、職人としての価値を大きく高める絶好のチャンスです。戸建て住宅の現場に比べて、扱う部材の量や複雑さが桁違いに増える分、そこでの経験は稼げる技術へと直結します。


大規模現場をまとめ上げるスキルを身につければ、より高い報酬や責任あるポジションを目指すことが可能になります。


・超高層現場を任される職人の証


地上数十メートルの高さで、強風にさらされながら正確に部材を組む技術は、まさに一流の証です。タワーマンションなどの超高層現場では、特殊な移動式足場やゴンドラの知識、高度な計算に基づく施工が必要になります。


こうした難易度の高い現場を無事に完了させた実績は、業界内での強力な武器になります。誰もができる仕事ではないからこそ、その希少性が給与アップやキャリア形成における大きなメリットとなります。


・複雑な組み方に対応するスキル


最近のマンションはデザインが凝っており、バルコニーが大きく突き出していたり、壁面が曲線を描いていたりと形状が複雑なケースも少なくありません。こうした建物に対して、いかに無駄なく、かつ作業しやすい足場を構築できるかが腕の見せ所です。


現場の状況を瞬時に把握し、パズルを解くように最適な部材を選んで組み上げる力は、一生モノの専門技術として重宝されます。



■まとめ


マンションの足場工事は、戸建てとは異なる「高さ」への対応、そして住民の皆様への「防犯・安全」という高い基準が求められる現場です。45mを超える高層での施工手順や、最新の防犯センサーの運用など、覚えることは多岐にわたりますが、それこそがプロの職人としてステップアップするための糧となります。


これからさらに技術を磨きたいと考えている経験者の皆さんは、ぜひ大規模現場のルールや効率的な組み方を習得し、自分自身の価値を高めていってください。



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